道路、橋、港、公園など、人が生活をするために必要な「インフラ」を設計、調査、計画、管理する仕事です。
家を建てる時、まずは間取りやデザインを決めていく過程があることは多くの方が知っていると思います。道路や橋、港や公園、さらには河川や上下水道など、インフラと呼ばれるものにも計画や設計をする人がいます。それが「建設コンサルタント」と呼ばれる仕事です。設計をするためには、地形や危険な場所を把握するなど、調査や測量を行う必要があります。また、完成したらどのような景観になるのかをシミュレーションするなど、まちをデザインする仕事でもあります。直接工事を行う仕事ではないため、普段は人の目には見えないかもしれませんが、まちづくりや防災に大きく関わっています。
公共工事の場合の例
[建設コンサルタント]
建設コンサルタントセンター
●プロジェクト実現のために必要な調査や測量を行い、必要な条件や課題を整理。
●よりよいプロジェクトを安全で円滑に実現するための計画を立案し、設計を提案。
国・県・市町などの行政機関
よりよい地域づくり、安全な地域づくりのためのプロジェクトを推進。
〇〇建設などの施工会社
建設コンサルタントが作成した計画や設計に基づき、建設工事を実施。
未来のまちの景観や安全な暮らしをつくるのも、建設コンサルタントの大切な仕事です。
何のために調査や設計を行うのか。その目的も様々です。例えば、渋滞や交通事故の多い道路でそれをなくしていくためにはどうしたらよいのか。大雨の時に冠水してしまう地域に対して何か対策できることはないのかなど、求められるのは社会の中にある課題の解決です。さらに近年では、河川の護岸対策を兼ねて親水公園をつくったり、津波対策をしながらより美しい景観へと改善をするなど、地域の観光や経済にも貢献できるようなインフラの整備も行われています。まちの景観や災害対策に関わることができるのも、建設コンサルタントの仕事の魅力のひとつです。
私たち建設コンサルタントセンターは、ICTを活用した調査や設計を得意としています。
建設コンサルタントの仕事は、ICTによって大きく進化しました。私たち建設コンサルタントセンターは、積極的に新技術を活用することで、事業のさらなる発展に取り組んできました。ドローンやレーザーなどの技術を使いこなすことにより、より早く、より安全に作業を行い、それがよりよい計画の立案や設計につながっています。いまやICTの活用は、陸地だけではなく、水の中の測量を行うまでに発展しています。